岩倉・実相院&仁和寺@京都~京の冬の旅~ ('10/03/14)

今感想を書きながら思い出したのですが、「ダイイング・アイ」は
この岩倉・実相院へ向かう途中で読んでいたのでした。
日本橋のマネキンマンションのシーンがまさに国際会館前
から乗ったバスの中ぐらいでした。

せっかくの特別公開中の非公開文化財を見られる機会なのに
なんだか惜しいことを…これからは持ち運ぶ本も選ばなくては?

さて、岩倉・実相院です。
ここだけ飛び地の様に他と離れているのでどうしようかな~と
思ったのですが、地下鉄&バスでいけそうだったので「ダイイング・
アイ」片手に行ってきました。

結構町中からは離れています。

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新緑の季節にはぴかぴかに光る床に緑が映える床みどりが、
紅葉の季節には床もみじが有名なこの実相院で、今回特別公開
されるのは障壁画に囲まれた上段の間と書院とのこと。

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この日は床みどり・床もみじで有名な扉は閉じられていて、そこに
座って上段の間の説明を聞きました。中国の影響をとても受けている
壁画なのだそうです。ふ~ん…

一通り建物内を見て回った後縁側(?)からお庭を撮影。
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お寺もいろいろ見ていると、印象が混ざってきてしまいがちですね~。
床みどり・床もみじの時期に訪れればもっと強いイメージが残った
のだと思いますが。

もう1~2週間遅ければ、ここのお庭もこのパンフレットの様に
華やかになっていた様ですよ。この時期に偶然訪れた方は
Luckyですね!  
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…なんと、私が行ったわずか2日後に開花したらしいです…。
京都 岩倉 新 実相院日記 3月16日 より)

ほんとに、残念すぎる…


ところで、このスタンプラリー。
3月の3連休までがその期日です。
3連休横浜に帰ることになっている私。ということは、ここが
京の冬の旅スタンプラリーラストチャンスではないですかっ!!

手元には3個埋まったスタンプシートが1枚&2個まで埋まった
スタンプシートが1枚。

あと1つGETしたくなるのは人情では???



…ってなわけで、もう1か所。
結構東西に離れているけど、南北では以外に近そうな仁和寺に
行くことにしました。

だがしかし。
この手の移動に関しては、大変アクセスがよろしくない
のが京都です。ここから国際会館前までバスにのり、地下鉄で…
なんてやっているとあっという間にお寺の拝観時間が終わって
しまうため、背に腹は変えられずタクシーに乗ることに。

2,000円強もかかりましたが、20分ほどで到着。
時間をお金で買いました…

さて、仁和寺を訪れるのは、もしかしたら学校を卒業して以来
初めてかもしれません。前に来た時は仁和寺の門の前で
大変懐かしい吉田兼好『徒然草』の「仁和寺にある法師…」って
あったよね~あれだよね~って話したことのみ記憶にあるので
もしかしたら門まで来たけど時間切れで入れなかったのかも。

だとしたら、リベンジです
(と、勝手に思いこむ)

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まずは仁和寺御殿から。
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御殿入口~。
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一番最初に見える南庭です。
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白書院
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北庭
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御殿の説明(Wikipediaより)
仁和寺御殿 - 仁王門から中門に至る参道の西側に位置する仁和寺の本坊で、宇多法皇の御所があった辺りに建つ。宸殿は近世初期の皇居・常御殿を移築したものであったが、1887年(明治20年)に焼失。現在の建物は明治時代末-大正時代初期に亀岡末吉の設計により再建されたものだが、庭園とともにかつての宮殿風の雰囲気をただよわせている。


ところで、この御殿は17:00までが拝観時間だったのですが、
実は京の冬の旅スタンプラリー対象はここではなく金堂&霊宝館で
そちらはともに16:00まで。

一体何のためにタクシーを飛ばしてここまで来たのか、と言えば、
すべてはスタンプコレクションのため。なぜ先に御殿に入って
しまったのか…

自分の迂闊さを呪いつつ、ダッシュで金堂へ!!!

金堂は国宝でございます。
本尊は阿弥陀三尊を祀り仁和寺では本堂では無く、金堂と呼びます。
桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿を江戸時代初期に移築したもので、現存する最古の紫宸殿の遺構であり、当時の宮廷建築を今に伝える貴重な建築物です。
建築史上きわめて重要な位置を占めることから、国宝に指定されています。

ここでチケットを購入していたら、ツアコンさんが団体さんの到着を
告げるのを聞いてしまいました…ゲゲッ!私には時間があまり
ないのに団体さんと一緒になったんじゃたまらないっ!!!

せっかく入場料をお支払いしたのに、ほとんど説明も聞けないまま
残された霊宝館に向かう羽目に…
御本尊の阿弥陀如来像を遠目から眺めただけでした…
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ダッシュしつつ、五重塔はしっかりチェック!!!
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そして、なんとか霊宝館に滑り込みセーフ!!!

”閉館時間が近いんだぞ~”という無言のプレッシャーを感じつつ
知らん顔して一巡してまいりました。

ここには創設当時の御本尊・国宝の阿弥陀三尊像や愛染明王像
多聞天像などの仏像や、御室相承記などの文書といっしょに、鳥羽・
伏見の戦いの時に使われた官軍の軍服や錦の御旗なんかが展示
されていて、仏像に多少食傷気味の私はそちらの方がどちらかと
言えば印象に残りました。

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お別れに仁王門を撮影しました。
まずはお寺の中から。
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そして外から。意外と車通り多いです。
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ところで、”仁和寺にある法師”ってどんな話だっけ…?
この出だしの部分しか記憶にないし…無理に思いだそうとすると
”仁和寺にある法師、習わぬ経を読む”…いやいや、それは門前の
小僧だって。まるで覚えていない自分に愕然。

で、調べました。インターネットって便利…

仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。

さて、かたへの人にあひて、「年比思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。

少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。
『徒然草』第五十二段

一回も石清水八幡宮に行ったことのなかった仁和寺の坊さんが
一回見てみようと思っててくてく歩いていき、手前の極楽寺なんかを
みて「へ~。これが石清水か~。満足満足」と帰ってしまい、でも
なんでみんなさらに山に登ってんのかね~。お参り出来たんだから
十分じゃんね~」という感想を述べてた、やっぱりガイドっているよね

という話だったようです。

まるで私のようではありませんか、このお坊さん。
そして、頭の柔らかい時に間違いなく古文の授業でこの話を読んで
おきながら、全く覚えていない為何の教訓にもなっていなかった、
という私って…

こうなってくると、確かあったはずの、”これもまた仁和寺にある法師”
が俄然気になってきます。で、調べました。

これも仁和寺の法師、童の法師にならんとする名残とて、おのおのあそぶ事ありけるに、酔ひて興に入る余り、傍なる足鼎を取りて、頭に被きたれば、詰るやうにするを、鼻をおし平めて顔をさし入れて、舞ひ出でたるに、満座興に入る事限りなし。

しばしかなでて後、抜かんとするに、大方抜かれず。酒宴ことさめて、いかゞはせんと惑ひけり。とかくすれば、頚の廻り欠けて、血垂り、たゞ腫れに腫れみちて、息もつまりければ、打ち割らんとすれど、たやすく割れず、響きて堪へ難かりければ、かなはで、すべきやうなくて、三足なる角の上に帷子をうち掛けて、手をひき、杖をつかせて、京なる医師のがり率て行きける、道すがら、人の怪しみ見る事限りなし。医師のもとにさし入りて、向ひゐたりけんありさま、さこそ異様なりけめ。物を言ふも、くゞもり声に響きて聞えず。「かゝることは、文にも見えず、伝へたる教へもなし」と言へば、また、仁和寺へ帰りて、親しき者、老いたる母など、枕上に寄りゐて泣き悲しめども、聞くらんとも覚えず。

かゝるほどに、ある者の言ふやう、「たとひ耳鼻こそ切れ失すとも、命ばかりはなどか生きざらん。たゞ、力を立てて引きに引き給へ」とて、藁のしべを廻りにさし入れて、かねを隔てて、頚もちぎるばかり引きたるに、耳鼻欠けうげながら抜けにけり。からき命まうけて、久しく病みゐたりけり。
『徒然草』第五十二段

宴会で調子に乗ってその辺の三本脚の鼎をかぶって大騒ぎして
いたら抜けなくなってしまい、お医者さんにも匙を投げられ、ついに
耳とか鼻がもげても死にゃ~しないだろう、と引っ張ったらなんとか
抜けたけどその後長いこと寝込んじゃったよ~ん
、という話でした。

ま、私はお調子者というより小心者なので、ここまで調子に乗って
自爆することはかつてなかったため、これは忘れていても問題
ない、ということにしました


そして、最後に、こんなに私が執着したスタンプラリーですが、
見事スタンプシート2枚を完璧に埋めたものの、結局翌週は
横浜に戻っていたため引き換えることが出来ず…

私の努力の結果を見てやってください…
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●●●おまけ●●●

実相院HP
http://www.jissoin.com/

京都岩倉 新実相院日記(公式?ブログ)
http://www.jissoin.com/blog/

仁和寺HP
http://www.ninnaji.or.jp/index.html

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