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仕事柄、JALさんとはお付き合いがあります。 なので、JALさんの会社更生法適用はかなり大きな 影響があるのです。 国が潰さないといっている以上潰れることはないと 思いますが、でも飛ばなくなってしまう路線の多いこと!!! JALが飛ばなくなることの影響は、「海外旅行しないし、 関係ないよ〜ん」と言っている人もいるかもしれないけど 日本人には航空運賃以外の部分でもこれから結構じんわり 影響が出てくると思います。 さて、この本は日本航空・グループ2010という、誰なんだか よくわからない人が書いている、いわゆる暴露本に近い モノです。現職スッチーだという人が語っている形になって います。 ほんとかよ、という部分もありますが、多分おおむねそういう ことが行われているんだと思います。 特に、JASとの合併がJALの今日を招いた、という点では 「そうかも〜」と思うことも多々あります。(でも、個人的には 御巣鷹の事故が25年かけてボディーブローのように 効いてきたんだ、という側面も否めないと思ってますが) 現在JALの足を引っ張る不採算路線(とくに国内線)は ことごとく旧JAS路線だそうです。そりゃそうでしょう。 国策でJALは国際線と国内主要路線、ANAは国内主要線 中心、JAS(というかTDA)は国内ローカル線中心、という 業務区分がもともと決まっていたわけで、それが緩和され、 JASも国際線を飛ぶようになったからといって、重点を置く ところが急に変わるわけもないので。 しかももともとJALはNATIONAL FLAGでもあり、官僚や 自治体から「飛んで!」と頼まれると断れない企業でも あったわけです。結局旧運輸省に食い物にされたんだ、 というもっぱらの評判です。 筆者に拠れば、JASは放っておいても潰れたであろう 会社で、JALとANAに旧運輸省から頭を下げて2社で面倒 見てください、と言ってくるような状態だったのに、わざわざ JALが手を挙げて「合併させてください」と申し出た、これが 天下の愚策である、のだそうです。 JASは完璧に債務超過に陥っていたのに、JAS社員の 給与はJAL・ANAの2社と比較して高水準だったとか。 合併のメリットは、通常同業の2社が一緒になることで スケールメリットを出していくことですが、JASが当時保有 していた機材はすでに過去の遺物に近いものが多く、 唯一の商売道具に互換性がない、こんなことでメリットが でるものか、と。 おっしゃる通りです。 でも、今のJALさんも、資金不足で世界の航空会社が どんどん軽量化・小型機を導入し、燃料費などのコスト セーブを図っているのに対し、新しい機材が買えず いつまでも燃料食いのジャンボ機を飛ばしているわけで… ![]() 旧JASのダメダメなところを引き継いじゃいましたね? まぁ、第一章はこんな感じで、JAS戦犯説がまず繰り広げ られているうのですが、第二章・第三章はパイロットの 暴露話&スッチーの内部告発に充てられていて、この 本の中でも一番のボリュームです。 正直この2章が一番ミーハー的興味を満足させてくれます。 そして、第四章はうるさい客の話、最後の第五章は労働 組合の話です。 客の話は他にもたくさん本が出ていて、信じられない客の エピソードなどがあちこちで書かれているのでそんなに 驚きませんが、労組の話は『沈まぬ太陽』で書かれたことは 極めて実話に近いんだろうな、ということを思い起こさせる 内容でした。でも、ここでは恩地がいた方の組合が元凶で あるようなことが書かれていましたけど。 労組7つはやっぱり異常。せめて、御用組合&対会社と 真剣にぶつかる組合の2つぐらいに絞った方が、交渉も 焦点が絞れてやりやすいでしょーに、と思いますが。 と、勝手なことを書きまくりましたが、仕事を通じてお付き合いが ある人を除いても、今でも勤めている学校の先輩や同級生、 もうとっくに辞めてしまった元スッチーやグラホだった友達や 後輩がたくさんいる、なじみ深い会社でもあるので、是非 なんとか立ち直っていただきたい。 そして、今は多額の税金をつぎ込まれて再生途上である わけなので仕方ないとして、いつの日かまた、しっかり自分の 足で歩き始めたら、いいRATEだしてくださいね〜、JALさん!? |
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日本航空・グループ2010『JAL崩壊』
JAL崩壊 (文春新書)日本航空・グループ2010文藝春秋このアイテムの詳細を見る ...続きを見る |
itchy1976の日記 2010/06/28 01:52 |
書評:『JAL崩壊』 〜スチュワーデスたちの目、現場からの再建策提案〜
日本航空(JAL)は、2010年1月に倒産した。それもむべなるかな、と読者に思わせる実態をきれいにサッパリと公開したのが本書。併せて、現場からの再建策を提案している。 と書けば、なにやら堅苦しいレポートを連想するにちがいない。ところが、どうしてどうして。航空業界の内幕はそれだけで興味深い。かてて加えて、語り口は女性同士の井戸端会議のような生きのよいおしゃべり口調で、しかもいささか辛辣、シニックといってもよい観察がふんだんに盛りこまれているから至るところで笑わせられる。 当事者のJALと... ...続きを見る |
語られる言葉の河へ 2010/06/29 01:14 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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本書で“空飛ぶスキャンダル”とまで言われているJAL。組織を活かすも殺すも人である、という原点に立ち帰って再生してもらいたいですね。 |
風紋 2010/06/29 01:22 |
風紋さま |
山手のドルフィン 2010/07/02 00:21 |
パイロットらのなかにも我々は一度いやまだまだ痛いめにあわなきゃだめだと自覚している者もたくさんいますよ |
JAL がんばれ 2011/01/23 10:52 |
>JALがんばれ さま |
山手のドルフィン 2011/01/24 23:43 |
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