The 近況報告!〜なんと海を渡って香港に

アクセスカウンタ

zoom RSS ○読書記録○ 「螺鈿迷宮」 海堂尊

<<   作成日時 : 2008/10/25 20:07   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 8

画像


この海堂尊さんのシリーズをすべてネヅカ家からお借りしている私
ですが、これまで読んだ3冊と装丁がちょっと違う…。(でもきらきら
していてきれいです)

…と思って読み始めたら、やっぱり舞台が東城医大ではありません
でした。が、まったく違う世界ではなく、前3作でもたびたび名前が
上がっていた、桜宮病院が舞台で、火喰い鳥・白鳥と氷姫・姫宮は
引き続き登場してました。

でも田口先生は、名前が出てくるだけでちょっとさびしかったな〜。

肝心のストーリーですが、東城医大の何回目かの3年生、天馬大吉くん
というめでたい名前の、親の遺産を食いつぶして暮らしている無気力
学生が、幼馴染に嵌められていろいろ黒い噂(?)が渦巻く碧水院桜宮
病院にボランティアとして潜入を試みたところ、運よく(?)病院内で
怪我をしてしまったためそのまま入院患者として日々を送ることになり
そして…ってところです。

なぜ天馬くんが怪我をしたのかといえば、桜宮病院のダメダメ
看護師のダメダメぶりによって怪我をし、大した怪我ではなかった
ので2〜3日で退院可能だった筈が、彼女のドジっぷりにより単なる
怪我が大怪我に進化し、最後には熱湯を浴びて火傷まで負ってしまう
という…そのダメダメ看護師こそが氷姫こと姫宮で、その火傷の治療の
ために東城医大から派遣されてきた皮膚科の医師が何と白鳥。
二人とも厚労省の役人ではなかったでしたっけ?と思っていたら
やはりそう思うであろう読者のために、ちゃんと二人は医師免許を
持っている、という説明が本文中にありました。

ただ、看護師に化けて潜入するにはあまりに実務経験が足りなすぎる
為、ジェネラル・ルージュでICUの看護師として如月翔子にしごかれる
わけねぇ〜で、医師免許を持っているから爆発事故の時にあんなに
やすやすとトリアージュができたわけね〜なるほど〜…と一人納得
状態でした。

そんな感じでなんかすっきりした部分も多くありましたが、全体的に
ありえない話感が強かったような気がします。

前3作がかなりリアリティを感じられるストーリー運びだったのに対して
終末医療を専門にしているとは言っても、人が死に過ぎるだろう!と
いう理由がなんか納得いかなかったというか、う〜ん…

でも、とは言いながら、最後までページをめくる手は止まらなかったし、
世界一運の悪い天馬くんがどうして占い師に”運がいい”と言われた
かもわかり、物語的にはちゃんとしっかりまとまっておりました。

はたして最後にたったひとり生き延びたように見える人は今後の
作品に登場するのでしょうか???

きっとするな〜(^_^;)

楽しみにしてようっと。


●おまけ●

海堂尊さんが日経メディカルオンラインという専門分野のサイトに
ブログを開設しているのを見つけました。作中で島津先生や
桜宮巌雄先生にAIの意義を話させていましたが、海堂さん自身が
推進者なんですね〜。

作者紹介のところに、厚労省に対して不満を抱いており、「正論で
役所は動かないから小説で世論を動かそうと思った」のが作家に
なった動機と書いてありました。

http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/blog/kaidou/

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(6件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
螺鈿迷宮 〔海堂尊〕
螺鈿迷宮海堂 尊角川書店 2006-11-30売り上げランキング : 14064おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ 医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。 東城大学の医学生・天馬は、留年を繰り返し医学の道をリタイア寸前だった。 ある日、幼な.... ...続きを見る
まったり読書日記
2008/10/25 20:21
螺鈿迷宮(海堂尊)
「チームバチスタの栄光」、「ナイチンゲールの沈黙、」 本当はそれからこの本を読むべきでした。 先に「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読んでしまったのは間違いでした(汗) ...続きを見る
over the bookshelf
2008/10/25 20:35
螺鈿迷宮/海堂尊
私の読書のペースを決める大きな要素のひとつは、今年も引き続き「図書館の都合」。 ...続きを見る
ここから
2008/10/25 23:52
【螺鈿迷宮】 海堂 尊 著
新年1冊目は、去年活躍した白鳥シリーズ?第3作目。 「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」の前2作に比べると、ある意味一番のミステリィかもしれない。なにしろ、前振りが長くて何が問題になっているのか、途中まで「さっぱり」わからない…ミステリィだ! ...続きを見る
じゅずじの旦那
2008/10/26 09:46
『螺鈿迷宮』
『螺鈿迷宮』   海堂尊  角川書店 ...続きを見る
ぱせりブログ
2008/11/02 23:29
『螺鈿迷宮』 海堂尊
東城医大の落ちこぼれ医学生・天馬大吉は、ある日幼馴染みの新聞記者・別宮葉子から、碧翠院桜宮病院への潜入取材を依頼される。桜宮病院は宗教法人と老人介護センター、それにホスピス施設を一体化した複合型病院施設であり、地域の終末期医療を担う施設としてマスコミに取り上げられたこともあったが、どうも胡散臭い噂も流れているらしい。 渋々ながら介護ボランティアとして病院へと通い始めた天馬だったが、そこに現れた姫宮というドジな看護師のせいで骨折、一転して入院患者となってしまった。更にそこへ白鳥と名乗る怪しげな医... ...続きを見る
【徒然なるままに・・・】
2009/01/11 09:59

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
TB、そしてコメントまでありがとうございました。
海堂さんの執筆の動機って、そうだったんですね〜。どの作品にも現在の医療問題を取り上げられていて、考えさせられる部分もあります。次はどんな問題に挑むのかしら?と楽しみです。でも、次々にいろんなテーマが出てくるって事は、現在の医療にいろんな問題があるってことで…それはそれで複雑ですね。
エビノート
2008/10/25 21:40
こんにちは^^
いつも図書館で借りている海堂さんの本ですが、人気が高くて、回って来るまでが長くって^^;
今度ようやく「ジーン・ワルツ」を借りられることになりました。楽しみです。
Dr.ぐっちーの出てくる本編の方も、また続きが読みたいですねー。
lazyMiki
2008/10/25 23:52
>最後にたったひとり生き延びたように見える人…

北へ行ったようですが、中々でてきませんねぇ。ずっと気にかけてるんですけど(^^ゞ
ついで言うと、速水先生も「北へ」。
どこかで地方医療として出てきて欲しいものです。
じゅずじ
2008/10/26 09:51
みなさま、コメントありがとうございました<(_ _)>

>エビノートさま

ほんとですね。
これだけネタが尽きないということはそれだけ多くの問題があるってことで、それは診療を受ける私たちにも大いに関係のあることで…
って、一般人がわがことのように考えるようになるのが海堂さんの目的だとしたら大成功ですね。

>lazyMakiさま

私も友人のおかげでシリーズをほぼ順番どおりにしかも間を開けずに読むことができましたが、基本的に読書は電車の中なので自分で買うのは持ち歩きに便利な文庫本がほとんどです。
文庫化されるの待ってたら、まだバチスタとナイチンゲールまでしかたどり着けてませんね。友達に感謝!
図書館でもきっと順番待ち多いですよね〜

>じゅずじさま

”北”、結構キーワードですよね。
他にも北に向かう人が出てくるかもしれないし、楽しみです。
山手のドルフィン
2008/10/26 23:08
私もお邪魔しました。

ハイペースで執筆しているのは、
訴えたいことがあるからなんですね。

私も北へ向かった人が気になります。
早く続きた読みたいですね。
ぱせり
2008/11/02 23:38
>ぱせりさま

コメントありがとうございました<(_ _)>
次々現実で問題になっていることを取り上げることによって、私みたいに硬い役所言葉にいまいち反応の鈍い人たちをどんどん「違うんだ、現実はこうなんだ」啓蒙しようとしているような気もしてきます。
山手のドルフィン
2008/11/03 20:04
バチスタは読んだのですけど、少し向いていないジャンルだったので、買ったのですけれど読んでいません

2008/11/29 23:04
>ゆさま

コメントありがとうございました<(_ _)>

この話はちょっとファンタジーっぽい要素があるかもしれないですね。私も”地に足がついていないファンタジー”というジャンルが苦手なので、わからないでもないです。

でも、この本(文庫本ではなく単行本)の装丁はとてもきれいなので、本棚に置いておくだけでもよいかもしれません???(無理がありすぎ
山手のドルフィン
2008/12/22 23:00

コメントする help

ニックネーム
本 文
○読書記録○ 「螺鈿迷宮」 海堂尊 The 近況報告!〜なんと海を渡って香港に/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる